GMは完全キャッシュレス。

GMは現金を捨てました。
誤解のないよう正確に申し上げると、実際にお金を捨てたという意味ではなく、現金でのお支払いができないという意味です。
2018年2月のオープン以来、完全キャッシュレスで運営しております。

結論から申し上げるとキャッシュレスでの店舗運営はオススメです。
十分に経営は成り立ちますし、あとは経営者の決めだけの問題です。
完全キャッシュレスにする大まかなメリット・デメリットは以下のとおり。
▶メリット
・レジ締め不要
・現金のデリバリー不要
・経理作業が異次元に簡素
・スタッフがストレスフリー
・顧客体験の向上

▶デメリット
・すべての売上に4%弱の手数料がかかる
・店頭での告知が必要
・一部のお客様の失客

数%の営業利益をシビアに競り合っている一部の小売業以外、ほとんどのリテールビジネスではキャッシュレスにすべきです。
しかも可能な限り早くすべきです。(クレジットカード等をお持ちでないお客様を切り捨てることになりますから、馴染まないお店もあるとは思いますが。)
完全キャッシュレスにすべき理由は大きく2つあります。

【1】 みんなが快適になる
・お客様は快適になります
顧客体験が飛躍的に上がりますし、とても印象に残るお店になります。
スマホに電子マネーやsuicaなどを紐づけている方は財布を出す必要がありません。
・現場のスタッフは快適になります
メリットに挙げたとおりです。いまや当店のスタッフは現金の取扱は絶対イヤと言ってます。
・本社やバックヤード部署は快適になります
これもメリットに挙げたとおり。すべてデジタルで経理作業が行えます。

【2】 お客様(と従業員)へ良い姿勢をお見せできる
とにかくなんでもあるご時世です。
商品やサービスの差別化に頭を悩ませている経営者の方も多いと思います。
その点完全キャッシュレスは導入が超簡単。現金を捨てるだけです。
そこで、得られる『良い姿勢を見せられる』とは何か?
「お客様や従業員の為に変化・成長していく会社ですよ!」という姿勢です。
お客様も従業員も、数多あるモノ・サービス・会社の中から様々な期待を胸に選択し決断しているわけで、先駆けて行動している姿勢は良い印象を与えます。
ですからキャッシュレスは他社より早く導入することに意義があると思いますし、その後もなんやかんやと新しいことを企てて行動することに意義があると思います。

完全キャッシュレスにしたら店が大繁盛!なんてことには絶対なりません。あくまで一つのパーツです。
しかし、キャッシュレス店舗にすることは、経営者自身の意識改革と事業の繁栄に繋がると私は考えます。